角地の住宅を購入するメリットとデメリット
住宅を建てるとき、角地がいいという話を聞いたことがある人は多いと思います。
角地は日当たりの良さや開放感が人気で、ほかにもいくつものメリットがある反面、デメリットも存在するので購入する際には注意が必要です。
本記事では、角地の持つメリットとデメリットを解説していきます。
土地や住宅の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
角地とは
角地とは、名前の通り角に位置する土地のことですが、正確な定義としては、二方向を交差する2本の道路に接した土地のことを指します。
2本の道路がL字型になっている場合は準角地と呼ばれ、角地とは区別されます。
角地は開放感や日当たりの良さなど、一般的にプラスのイメージが多いため、他の土地と比べて人気があり、価格も高くなっている場合が多いです。
角地のメリット
角地が人気な理由として、たくさんのメリットがあることが上げられます。
角地には大きく以下の5つのメリットがあります。
1.採光に優れ開放感がある
角地の大きなメリットとして日当たりの良さが上げられます。
隣接する住宅がないため、採光性が高く、カーテンを開ければ遮るものなく外の光が差し込み、方角によっては昼間なら電気を点けなくてもいいほどです。
角地の住宅では大きな窓を設けている家も多く、圧迫感もなく、風通しも良いため、高い開放感を得られます。
2.建ぺい率の優遇がある
建ぺい率とは、敷地面積に対する建物面積のことで、角地の場合は通常の土地と比べて建ぺい率が緩和されるというメリットがあります。
建ぺい率は建築基準法で決められているため、通常は敷地いっぱいに家を建てることはできません。
しかし、角地の場合には、通行人や車のために曲がり角を広くしたり、見通しを確保する目的で角の部分の土地を削る隅切りが必要だったりする場合があり、その分土地の面積が狭くなります。
建ぺい率の優遇はその代わりの措置と言われ、自治体によって違いますが、10%程度緩和されるため、そのぶん住宅の面積を広くとることができます。
3.間取りの自由度が高い
角地は2本の道路に面しているので、玄関をどちら側の道路に設置するかなど、間取りやデザインを比較的自由に選択できます。
日の差し込みやすい方角にリビングや窓をもってきたり、駐車場を玄関とは別の道路側に設けたり、住む人にとってより便利な住宅を実現しやすくなります。
4.防犯性に優れている
角地は他の土地と比べて防犯面に優れていると言われます。
2本の道路に面しているため、通行人や車が通りやすく、外部からも見通しが良いため、人目に付きやすいのが理由です。
5.資産価値が下がりにくい
日当たりの良さや建蔽率の緩和など、ここまで説明してきたいくつものメリットがあるため、一般的に角地は資産価値が下がりにくいとされています。
将来、家を売ることになっても、買い手がつかない心配が少なく、大きく価値が下がる可能性も低いと言え、角地の購入は土地に対する投資といった面もあります。
角地のデメリット
角地にはたくさんのメリットがあることを説明してきましたが、反対にデメリットと言える点も存在しています。
ここからは、以下の角地のデメリット4つを紹介していきます。
1.購入費用が高くなる
角地は人気のため購入したい人も多く、通常の土地と比べて価格が高くなっていることが多く、購入するための費用が高くなりがちです。
分譲地などでも他と比べて1~2割程度高めに設定されていることが多いようです。
さらに、固定資産税や都市計画税などの税金も土地の評価額によって決められるため、取得後の費用も高くなってしまいます。
2.道路斜線制限
自治体によっては、日当たりや風通しを良くするため、角地に道路斜線制限を設けられています。
道路の反対側の境界線から住宅に向かって引いた道路射線から建物がはみ出してはならないというもので、建物の高さが制限されてしまう場合があります。
土地によっては3階建ての住宅を建てられないケースがあるので、購入前によく確認しておくことが大切です。
3.プライバシーが気になる場合も
角地の開放感はメリットである反面、デメリットにもなり、2方向を道路に面している分、通行人や多くなり、外から敷地内を見られる機会も増えます。
車の通行が多い道路なら騒音対策が必要になったり、衝突事故が起きたりする危険性もあります。
しかし、角地の場合、フェンスやブロック塀などを設置しようとすると、2方面に施工する必要があるので、通常よりも工事費用が高くなってしまいます。
4.方角によって日当たりが変わる
一般的に日当たりが良いのは角地のメリットと考えられていますが、実際には角地の位置する方角によっても変わってきます。
北東や北西など一部が北向きになっていると、角地のなかでもあまり日当たりには恵まれない傾向にあり、西向きの角地だと西日が差し込むため夏場は室温が高くなりやすく、断熱・遮熱工事が必要になる場合もあります。
角地の購入はメリットとデメリットを正しく把握しましょう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで角地のメリットとデメリットがご理解いただけたと思います。
角地には日当たりの良さや開放感、建ぺい率、資産価値など様々なメリットがありますが、その分デメリットも存在するため、購入前に両者をよく理解して比較検討することが大切です。
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