【一戸建ての購入スケジュール】物件探しから入居までの流れ
住宅の購入は大きな買い物であり、お金を払って終わりではありません。
購入に際して様々なプロセスを踏む必要があります。
中でも一戸建ての購入から入居までには1〜3ヶ月ほどかかるのが一般的です。
そこで今回は、一戸建てを購入する際のスケジュールを紹介します。
これから不動産を買おうと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
一戸建て購入の流れ
では早速、一戸建てを購入する時の流れを一つずつ見ていきましょう。
一戸建て購入について知る
まずは、一戸建て購入に関する情報をチェックします。
大きな買い物で失敗やトラブルがないように、どのような準備が必要なのか・どのくらいの時間がかかるのかなどを明確に把握しましょう。
ライフプランを見直す
住宅の購入に際しては、価値観やライフスタイル・家族構成などの要素を総合的に照らし合わせることが大事です。
これからどの程度家族が増える可能性があるか・仕事で転勤などの予定があるか・どのような場所でどう暮らしたいかなど、自分にとっての優先順位を決めておくと、住宅選びもスムーズになるでしょう。
資産計画を立てる
一戸建ての購入は数千万円の規模で資産が必要となります。
多くの方が住宅ローンを組み、数十年にわたって返済していくことになるでしょう。
現時点での収入や貯蓄、将来の出費などを考慮して、住宅購入の予算を決めておくことが大切です。
住宅に関する情報収集をする
一戸建てには主に、建売(分譲)住宅・注文住宅・中古住宅があります。
人生設計や予算に合わせた購入のためには、それぞれの特徴を掴んでおきましょう。
エリアや立地、間取りや広さ、価格帯など、住宅購入のイメージを固めていきます。
物件探し・見学をする
必要な知識を蓄えたら、本格的に物件を探していきます。
インターネット上の不動産情報サイトは、いつでもどこでも誰でも無料で利用でき、お手軽なためおすすめです。
気になる物件があれば、問い合わせてみましょう。
また、希望エリアの不動産会社を訪ねてみると、専門家からの詳しいアドバイスがもらえます。
サイトには掲載されていない、レア物件があるかもしれないため必見です。
候補の物件が絞り込めたら、積極的に見学に行きましょう。
データでは測りきれない、周辺地域の雰囲気や利便性・家の中の動線などを確認すると、入居後の具体的なイメージが沸きやすいです。
購入を申し込む
買いたい物件が決まったら、購入申込書を提出しましょう。
購入意思を表すことで、交渉や本格的な手続きが始まります。
住宅ローンの事前審査を申し込む
購入の申し込みと同時に、住宅ローンの事前審査を受けましょう。
住宅ローン審査は計2回行われるのが一般的ですが、1回目では借り入れや税金の未納がないかなどを確認されます。
売買契約を結ぶ
問題がなければ、購入の申し込みから1週間〜10日程度で、正式な売買契約に進みます。
その際、不動産会社から重要事項説明を受けなくてはなりません。
不動産や契約内容などについて不明な点があれば、この時点で解決しておきましょう。
また、売買契約を締結する際には、手付金や不動産会社の仲介手数料、契約書に貼る印紙代金などを支払います。
手付金は物件価格の5〜10%程度が目安であり、決済時に頭金に充当されるのが一般的です。
住宅ローンの本審査を申し込む
売買契約を結んだら、住宅ローンの本審査に申し込みましょう。
住民票や印鑑証明書などの必要書類を提出すると、収入や貯蓄額・健康状態・勤務状況などの総合的な返済能力が判断されます。
物件の内覧をする
注文住宅の場合、完成した建物の状態を確認します。
内覧の際には、設計と違う部分や問題がないかをチェックしましょう。
また、新築や中古物件でも、正式な入居前に間取りサイズを測っておくと、家具や家電の購入に便利です。
残金決済をする
住宅ローン審査が無事に通り契約が締結されると、融資が実行されるでしょう。
その際に、物件価格から手付金を引いた残金を決済します。
残金決済が完了すると物件の所有権が移るため、司法書士に所有権移転登記を依頼するのが一般的です。
物件の引き渡し・入居をする
残金決済後に、鍵を受け取り物件が引き渡されます。
引越しには多大な労力を要するため、入居が決まったら早めに準備しましょう。
税金や各種手続きをする
入居後は、住民票を移したり、住宅ローン控除を申告したりします。
また、登記識別情報を受け取ったり、一定要件を満たす場合、不動産取得税の軽減措置を申請したりしましょう。
資金計画について
一戸建て購入について知り、ライフプランを見直したら、資金計画を立てていきましょう。
ここからは、資金計画について解説していきます。
資金計画って何をするの?
一戸建てを購入する場合、家を購入するための予算を考えることだけが資金計画ではありません。
資金計画では、返済の計画も大切です。
家庭によっては、返済中にお子様の教育費がかかる場合があります。
子供一人につき1,000万円かかるとも言われていますが、通う学校や人数によって変わってきます。
そこでこうしたライフプランニングに合わせた返済計画ができていないと、やり繰りが苦しくなって来ることもあるでしょう。
こうした事態にならないように、一戸建て購入の資金計画については、ライフプランニンングも合わせて考えていきましょう。
新築で一戸建てを建てるのはどれくらい?
新築で一戸建てを建てる場合、国土交通省の「令和2年度 住宅経済関連データ」によると、4,000万円前後となっています。
金額や地域やエリア、周囲の環境の様子、家の広さによって変わってきます。
しかし目安として4,000万円前後だと把握しておき、実際に計画を立てて返済が可能であるか検討しておきましょう。
難しい場合は条件を変えてもう少し安くなるよう計画を考え直したり、中古の戸建てを探すなどシフトすることも可能です。
購入できる金額を把握する
予算を組む際は、実際に購入できる金額を把握しておきましょう。計算方法は以下の通りです。
(自己資金+融資できる金額)ー 購入に必要な諸費用 = 購入できる金額
まず、自己資金を把握しましょう。
そして、銀行からいくら融資してもらえるかを確認します。
自己資金が1,000万円で融資できる金額が3,500万円の場合は、4,500万円になります。
ただし、購入の際には諸費用がかかるので、それらの金額を含めておくことも忘れないでください。
ちなみに融資できるとされている金額は、収入の6倍前後です。
年収が800万円なら、4,800万円前後となります。
頭金の準備
新築で一戸建てを建てる場合、頭金を準備することがあります。
場合によっては頭金を準備せず全額ローンで返済することも可能です。
しかし、頭金があると後から支払う金額を減らせるのでなるべく用意したほうがいいです。
一般的には、全額の20%が目安だと言われています。
例えば4,500万円で購入する場合は900万円を頭金として準備しておくといいでしょう。
反対にそれくらいの金額を用意できないのであれば、予算を減らしたほうがいいかもしれません。
頭金を準備する理由は、後から支払う金額を減らせるからです。
頭金の金額によっては、ローンの金利が安くなることもあります。
こうしたメリットも含めて検討するといいでしょう。
資金計画は専門家に相談しよう
資金計画を立てる際は、専門家に相談するのがベストです。
担当の不動産会社に相談することもできますが、あくまで必要な資金などの計算してくれるだけです。
するとライフプランニングの側面で考えられず、実際に返済するとなってから困ってしまうかもしれません。
現実的に資金計画を立てるなら、ファイナンシャル・プランナーに相談してみましょう。
ファイナンシャル・プランナーはライフプランニングの専門家で、ライフイベントに沿って資金計画を立てるのをサポートしてくれます。
探し方としては、非営利組織である日本FP協会を通じて探してみるという方法があります。
一戸建て購入には余裕を持った準備が大切
いかがでしたでしょうか。
今回は、一戸建ての購入スケジュールや大事なポイントを解説しました。
一戸建ては、大切な人と広々とした環境でプライベート空間を楽しめるため、人気の住宅です。
物件探しから入居までをスムーズに行うためにも、必要なプロセスを確かめておきましょう。
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