これからマイホームの購入を検討されている方のなかには、庭にもこだわって物件を選びたい方も多いでしょう。

庭にはさまざまな種類がありますが、なかでも中庭はおすすめです。

 

そこでこの記事では、中庭のある住宅のメリットや活用例などを紹介します。

マイホームの購入を検討していて、庭にこだわりを持ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

中庭とは

 

中庭とは、建物の内部に設けられた庭のことです。

屋根がないため建物のなかにいながら開放感を感じられる空間であり、遊び場や憩いの場として活用できます。

 

庭の種類にはほかにもベランダやバルコニー、テラスなどがありますが、中庭はテラスとほとんど同じ空間と捉えて問題ないでしょう。

一方のベランダは、建物本体から飛び出たかたちの庭であり、洗濯物を干す際に雨から守るための屋根が設置されていることが特徴です。

また、バルコニーには屋根がありませんが、中庭とは異なり明確な利用目的はありません。

 

中庭の形状の種類

 

中庭は形状によって、コの字型・口の字型・L字型の3つの種類に分かれます。

 

ここからは、それぞれの種類の特徴を紹介します。

 

種類①コの字型

 

コの字型の中庭は、四角い形状のうち1か所だけ壁を作らずに、ほかの3か所を壁で囲んでいるタイプです。

周囲をすべて壁で閉ざさないため、開放感を持たせられることが特徴です。

 

種類②口の字型

 

ロの字型の中庭は、四方をすべて壁で囲んだタイプです。

完全に囲い込むことで周囲からの人目を気にせず、プライベートな空間を確保できることが特徴です。

 

ただし、口の字型は雨水が溜まりやすいため、水はけをよくするための工夫が必要となります。

 

種類③L字型

 

L字型の中庭は、4つの辺のうち2つの辺に壁を隣り合わせで作った形状のタイプです。

コの字型や口の字型だと、その形状の性質上、生活の動線が途切れるというデメリットがありますが、L字型であればそのような心配はいりません。

 

しかし、L字型はほかの形状と比べると外への開放感が強いため、プライベートな空間を保つことが難しいというデメリットもあります。

 

中庭がある住宅の5つのメリット

 

ここからは、中庭がある住宅のメリットを5つ紹介します。

 

メリット①子どもを安全に遊ばせられる

 

一般的な庭では、目を離した隙に子どもが勝手に道路に出てしまうといった危険性があります。

しかし、ロの字型のように囲まれた中庭であれば、庭がすぐ道路に面しているわけではないため、子どもが突然どこかへ行ってしまう心配もありません。

そのため、子どもが遊んでいるときでも安心して家事に取り組むことができるでしょう。

 

メリット②家のなかに日光を取り入れられる

 

中庭があると、太陽光が中庭を伝って家のなかに入るため、部屋に日光を取り入れられるというメリットもあります。

 

分譲地では、あとから建った建物の影響で太陽光が入らなくなることが多いのです。

そのため、採光を目的として中庭のある家にリフォームするという方も増えてきています。

 

メリット③庭として活用しつつもプライバシーを守ることができる

 

中庭は住宅の内部にあるため、一般的な庭とは異なり、外からの目線が気になりません。

洗濯物を干すことも夏場の子どものプールも、家の外にいる人から見えることがないため安心です。

 

メリット④防犯面を気にせずに換気できる

 

道路に面した窓と比較して、中庭の窓では防犯面に気を遣わずに換気できることもメリットの1つだといえます。

 

特に就寝時においては、防犯面を考えると道路に面した窓は閉めたほうがよいです。

一方で、中庭は一定のプライバシーが保証されているので、就寝時でも窓を開けて問題ないでしょう。

 

メリット⑤バーベキューやDIYが楽しめる

 

中庭がある住宅では、家族や友人とバーベキューやDIY、ガーデニングなどを楽しめます。

一般の庭よりも広い空間で、開放感を味わいながら楽しむことができるでしょう。

 

また、夜間でのバーベキューなどでは、壁に囲まれた中庭をライトアップすることで、おしゃれで落ち着いた空間を堪能できます。

 

中庭の3つの活用例

 

ここからは、中庭の活用例を3つ紹介します。

 

活用例①アウトドアリビング

 

最近は、中庭をアウトドアリビングとして活用するという人が増えてきています。

 

アウトドアリビングとは、リビングの延長上にウッドデッキを設けることで外の空間を身近に楽しめる、第2のリビングのような空間です。

リビングから全開口の窓でつなぐことで抜け感がでて、リビングを広く感じられるようになります。

 

中庭に椅子やハンモックなどを置くと、部屋の外で過ごしているにもかかわらずまるでリビングにいるかのようにくつろげるでしょう。

また、リビングとは違い自然光を浴びながらくつろげるので、ちょっとしたアウトドアを気軽に体験できます。

 

【おすすめ記事】アウトドアリビングとは？メリットや家具の選び方も紹介

 

活用例②遊び場

 

中庭は子どもから大人、そしてペットまで家族全員が楽しめる空間です。

 

子どもは夏場のプールやスポーツなどで遊べるでしょう。

外部からの視線に気を遣う必要がなく、子どもを好き放題に遊ばせることが可能です。

大人は家のどこにいても子どもの姿を見られるので安心できます。

 

ガーデニングやDIYを趣味にしている大人にとっても、中庭は最適な空間となるでしょう。

中庭がないとこういった趣味を気軽に楽しめるスペースを確保することもなかなか難しいですが、中庭では悠々自適に楽しめます。

 

そして、中庭はペットにとっても最適な遊び場となるでしょう。

犬や猫がひなたぼっこをするお気に入りの空間になるかもしれません。

 

また、中庭に足の洗い場やシンクがあるとより利便性が増すでしょう。

特に子どもやペットは足を汚すこともあるため、家のなかに戻る前に汚れを落としておきたいところです。

 

活用例③憩いの場

 

中庭に椅子を置けば、日光浴や星空観賞を楽しめます。

 

ハンモックで寝転がりながら空を見上げることはもちろん、夜間には晩酌もできます。

 

 

※当コラム内の建物や間取り、住環境や街並みなどに関する評価はあくまで一般的なものであり、 すべての方に当てはまるものではありません。気になるメルディアグレイスや街並みについては、ぜひご自身の目でお確かめください。

 

中庭があるメリットは子どもから大人までリラックスできること

 

いかがでしょうか。

 

中庭がある住宅では子どもや大人、ペットが快適に過ごせます。

子どもはビニールプールではしゃぐことができ、大人はDIYや晩酌を楽しめるでしょう。

 

また、リビングや書斎に自然光を取り入れられるというメリットもあります。

中庭でのリラックスだけではなく、家のなかでのリラックス効果にもつながるのです。

 

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