日野の住みやすさは?立地と治安、子育て支援がポイント
東京都のちょうど中心部に位置する日野市。
新宿まで電車で30分と利便性が高く、都心で働く人々のベッドタウンとして知られています。
一方で、市内には多摩川と浅川が流れ、季節の移ろいを感じられる自然豊かなところも日野市の魅力。
派手な繁華街もなく落ち着いた雰囲気なので、小さな子どもがいるご家族にも人気の高いエリアです。
本記事では、そんな日野市の住みやすさについてご紹介します。
目次
日野の住みやすさ
結論から言うと、日野市は東京都の中でも特に住みやすいエリアです。
実際に住んでいる人がどんな点に住みやすさを感じているのか、具体的にご紹介します。
治安がいい
日野市の大きな魅力の1つが、治安のよさです。
もともと住宅街として開発されたエリアということもあり、どの駅も周辺に派手な繁華街や風俗店などはなく、都内にある26市の中でも1位2位を争う犯罪発生率の低さです。
犯罪総件数も年々減少傾向にあり、2017年には975件だった刑法犯が2021年には557件まで減っています。
2021年度の刑法犯が隣接する立川市で1,366件、八王子市で2,575件だったことと比べても、非常に治安がいいことが分かっていただけると思います。
特に、日野駅や豊田駅周辺はファミリー層が多く、地域全体で子どもたちを守る取り組みに力を入れているのもポイントです。
交通の便がいい
日野エリアにはJR中央線や京王線が乗り入れ、都心部へのアクセスは抜群です。
例えば、JR日野駅や豊田駅から新宿までは電車1本でたったの30分、東京駅へも45分ほどで到着します。
また、新宿駅で乗り換えが必要ですが、池袋や渋谷までも40分ほどでアクセスできます。
中央線ということもあり朝のラッシュは避けられませんが、それでも都心まで1時間以内となれば、十分通勤圏内と言えるでしょう。
必要なショップが揃う
日野駅の周辺には十分なお店が建ち並び、生活に困ることはありません。
特に昔ながらの風景が残る東側には、コンビニはもちろんのこと、「いなげや」などのスーパーマーケット、ドラッグストア「マツモトキヨシ」など必要なジャンルのお店が揃っています。
さらには書店やおしゃれなカフェなども充実しており、きっとお気に入りのお店がみつかるはずです。
一方、豊田駅の目の前にはイオンモール多摩平の森、少し進むとSEIYUがあり、どちらも非常に便利です。
雨が降っても利用しやすく、夜遅くまで営業しているので、仕事帰りにも気軽に立ち寄ることができます。
また、どちらも徒歩圏内に医療機関が点在しています。
内科や歯科など診療も幅広く、いざという時にも安心です。
日野の子育てのしやすさ
日野市が住みやすいと言われる理由の1つに、子育てしやすさがあります。
2016年には、住宅情報誌「SUUMO東京市部・神奈川北西版」で「産みたい街ランキング」1位を獲得しました。
ではなぜ日野市は子育てがしやすいと言われるのか、その理由について見ていきましょう。
ポイント1.自治体が子育てを支援
日野市は、全国から注目を集めるほど子育てに力を入れている自治体です。
「子育てしたいまち・しやすいまち」をスローガンに掲げ、子どもや子どもがいる家庭を地域全体でサポートする取り組みを、自治体が積極的に行っているのです。
産後家庭に見守りを兼ねて温かいお弁当を届けてくれる「産後家庭向け配食サービス」、子どもが1歳を迎える家庭に商品券10,000円分を配布する「ファーストバースデーサポート事業」など、出産後も末永く見守るための独自のサポート体制が整っています。
「地域子ども家庭支援センター」では、子どもだけでなく保護者へのケアも行っています。
近年小さな子どもがいる家庭では、周囲に頼れる人がおらず、誰にも相談できずに孤立してしまう保護者が増えています。
そういった問題を一緒に考えていきたい、解消したい、そんな温かい気持ちで日野市は子育てを支えてくれます。
ポイント2.充実した保育施設
日野市には2022年3月現在、3ヶ所の市立幼稚園と10ヶ所の公立保育所に加え、8ヶ所の私立幼稚園、31ヶ所の認可私立保育所、9ヶ所の認可保育所、2ヶ所のこども園の計63ヶ所の保育施設があります。
それらに加え、小規模保育施設や企業主導型保育施設、家庭保育事業(保育ママ制度)なども多く、共働き世帯にも優しい環境となっています。
とはいえ、全国レベルで問題となっている待機児童については日野でも無視できない課題です。
そこで、日野市は子ども・子育て育児支援事業計画の3期目として、2015年4月から「新!ひのっ子すくすくプラン」をスタートさせました。
認可保育所の開設、既存の保育所の定員の増加などさまざまな対策がなされた結果、2017年4月1日で252人いた待機児童を、2021年4月1日には35人にまで減らすことに成功しています。
また、通常保育に加え、一時預かり可能な保育施設も充実しています。
仕事はもちろん、育児疲れや病気などの理由で育児ができない場合には、時間帯に関係なく子どもを預かってもらえます。
自然あふれる日野市では、多くの幼稚園や保育園で自然体験ができるカリキュラムが採用されているのも特徴です。
農園体験や果物の採取、生き物との触れ合いなど、さまざまな体験を通じて子どもたちは健やかな心身を育みます。
何でも便利になったからこそ四季の移り変わりを肌で感じ、環境問題に興味を持つことが重要視されている現代、日野の自然の中での子育ては非常に魅力的だと言えるでしょう。
ポイント3.放課後も安心!
日野市では、手のかかる乳幼児期だけでなく、就学期の子どもたちを対象としたサポート事業の強化にも着手しています。
仕事をしている保護者の中には、子どもの小学校への入学を機に、フルタイムからパートへの変更、あるいは退職を選択せざるを得ない状況の方もいるでしょう。
そういった方を少しでも減らすことを目的に、放課後は通常の学童クラブとは別に、学校の教室や校庭、体育館などを使って「放課後子ども教室 ひのっち」が開かれています。
地域住民のボランティアによって成り立つこの事業では、子どもたちの見守りをはじめ、工作教室や昔遊びなどさまざまなプログラムが実施され、学童クラブを卒業した高学年にも大人気です。
さらに、市内には子どもたちがいつでも立ち寄れる児童館が10ヶ所あります。
それぞれ趣旨や個性が異なる児童館ではイベントも多く、子どもたちが毎日通っても飽きない工夫がされています。
このように、日野市では地域や行政が一丸となって子どもたちの成長を見守ってくれるのです。
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周辺施設
日野市内には「こんなところで子育てしたい!」と感じる施設がたくさんあるので、その一部をご紹介します。
多摩動物公園
豊かな自然の中で、のびのびと暮らす動物たちの様子を観察できる動物園です。
約300種類の動物たちが、檻の代わりに壕で仕切られた飼育ゾーンで、自然に近い環境で暮らしています。
授乳室やベビーベッドが完備され、お弁当の持ち込みも可能。
晴れた日には、多くの家族連れで賑わいます。
国営昭和記念公園
一面の花畑にサイクリングコース、巨大遊具など、これ以上ないほど設備の充実した都内最大級の国営公園です。
春にはフラワーフェスティバル、夏場はプールと季節を問わず1年中楽しめます。
立川北駅から歩いて8分ほどの場所に位置し、アクセスも良好です。
日野に住むのに向いている人
日野市は、自然豊かな環境でのんびりと子育てをしたいファミリー層に向いています。
これまでの情報をまとめると、日野市は治安がよく、すでに多くの家族連れが暮らしているエリアです。
駅周辺にはおしゃれなカフェやショップ、大型ショッピングモールがあり、日常的な買い物に困ることはありません。
何より都心へも通勤圏内と好立地でありながら、行政による子育て支援が充実しているのは大きな魅力でしょう。
「通勤時間は1時間以内」「共働きを続けたい」「子どもの安全が第一」などとついつい多くなりがちなファミリー層の希望を、全て叶えてくれるエリアと言えます。
利便性が高く子育て施設も充実
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、日野市の住みやすさについてご理解いただけたと思います。
電車で1時間弱と都心部へのアクセスがよく必要なものは全て揃う、その上子育てしやすいとなれば、ファミリー層から人気が出るのにも頷けます。
郊外で新築をお探しの方は、ぜひ一度ゆっくりと日野駅周辺を歩いてみてください。
治安がよく住みやすいことが分かるはずです。
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