一戸建て分譲住宅を見学する時のポイント
戸建て住宅の購入を考えているなら、住宅見学は外せないイベントです。
実際に目で見て、雰囲気を感じることで、資料やパンフレットからはわからない部分を確認できます。
しかしながら、多くの方にとって家は一生に一度の買い物。
住宅見学をする際、どんなところに注目し、見極めれば良いのかわからないこともあるでしょう。
長く住み続ける大切なマイホームですから、住んでみてから「思っていたのと違った」となってしまってはもったいないですよね。
そこで、今回は分譲一戸建て住宅を見学する際にチェックしておきたいポイントを紹介します。
しっかりと見学し、納得できる家を見つけたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
分譲一戸建て住宅の見学のポイント
実際に分譲一戸建てを見学するまでの流れに沿って、見学前に準備しておいたほうがいいことや、現地見学の際に確認すべきポイントを紹介していきます。
希望や理想の条件を確認
まずは、どんな家、エリアに住みたいのかという希望を出しておきましょう。
購入後に自力で変えることの難しい、家の広さや部屋数、駅からの距離などの条件をある程度決めておきます。
また、予算についてもこの時点で決めておきましょう。
素敵な物件を見てしまうと、予算を多少上げてでもこの家に…ということが起こりやすくなります。
住宅選びの軸を持っておくことで、購入候補となる住宅を絞り込めます。
お子さんがいる世帯なら、子ども部屋をどうするのか、学区はどこが良いかなど、お子さんのいる暮らし、成長に合わせて長い目で見て検討すると良いでしょう。
お子さん本人の希望を聞いてみるのもいいかもしれません。
今はお子さんがいない世帯でも、今後子どもを持つことを考えているのであれば、子どもの人数なども考えながら、将来の生活をシミュレーションしておくことがおすすめです。
見学したい物件が見つかったら
条件に合う物件を見つけたら、まずは資料を集めましょう。
資料なしで見学に行っても問題はないのですが、事前に資料をチェックしておいたほうが、効率よく見学を進められます。
物件の所在地がわかれば、静かな住宅街なのか、工場やお店が多い地域なのか、もともとはどのような地盤だったのか、その土地について調べることができます。
また、信頼できる業者であるかというところも調べておくと良いでしょう。
営業は上手だったけど、入居後の対応が良くなかったとか、建築中に周辺住民とトラブルになっていた、などといったこともあります。
一生ものの家ですから、安心してお任せできる業者を選びましょう。
外観
まずは、プライバシーとセキュリティについて確認します。
あまりにも部屋の中が見える状態では、落ち着いて休めません。
しかし、敷地内に死角が多いと、防犯上デメリットになる恐れもあります。
また、駐車スペースは確保されているか、出し入れがしやすいかも忘れずに見ておきましょう。
普通車だとスペースがギリギリで停めづらい、前の道路が狭くて切り返しを何度もすることになりそうというのは、毎日生活していく上でストレスになりがちです。
また、敷地と道路の境やフェンス、タイルなどが安全に施工されているかもチェックしておきましょう。
内装
はじめに、部屋の広さや雰囲気を確認します。
思っていたより狭く感じるとか、意外と開放感があって広く見える、といった部分です。
資料上の数字を参考にして、比べてみてください。
また、日当たりや風通し、湿度に問題はないか、収納は充実しているか、といったところにも注目します。
次に、動線をチェックします。その家の住人になったつもりで、実際の生活をイメージして動いてみましょう。
朝起きてから朝食をとり、身支度をして出発する、洗濯機から洗濯物を取り出して干しに行く、学校から帰宅して子ども部屋に入るなど、家族それぞれの一日の流れを、具体的にシミュレーションしてみましょう。
併せて、ベッドや机など家具の配置についてもイメージしてみます。
今持っている家具をそのまま使うのであれば、置くスペースがあるか、サイズ感はどうかといったところを確認します。
コンセントの位置もチェックしておきましょう。
最後に、点検口の有無を確認します。
普段、住人の方は使うことがありませんが、メンテナンスなどの際に業者が中に入って家の状態を点検してくれます。
点検口がないと修繕や調査ができませんので注意が必要です。
周辺環境
周辺環境については、ある程度事前に調べられますが、実際に周辺を歩いてみることで見えてくるものもあります。
通学路に歩道が少ないとか、交通量が多いといったことも考えられます。可能であれば、時間帯を変えて見学するのもおすすめです。
小さなお子さんがいる世帯なら、お散歩を兼ねて行けそうな公園が近くにあるかどうか、ベビーカーでも歩きやすいかというところを見ておくと良いでしょう。
お子さんが成長すると、電車やバスに乗って学校に通うということもあります。
駅までの距離や、坂の有無なども確認すると良いかもしれません。
モデルルームの場合の注意点
モデルルームの場合、おしゃれな雰囲気のインテリアや家具を置いていることが多く、実際の生活が想像しづらいことがあります。
また、モデルルームはハイグレードな設備を揃えていて豪華に見えますが、壁紙や食器洗い乾燥機、床暖房などはオプションになっていることも多いです。
オプションをたくさんつけたら予算オーバー、ということも考えられますので気をつけましょう。
新築一戸建てを購入する際の注意点
マイホーム購入は、家探しから資金確保、書類準備や手続きなど、やらなければならないことが多くあります。
焦らずトラブルなくマイホームを手にするためには、事前に注意点を知っておくことが重要です。
こちらの記事では、ライフプランの構築から不動産会社探し、住宅選び、資産計画、契約締結に関わる重要なポイントを紹介します。
マイホームのご購入をお考えの方は、ぜひご覧ください。
必要な持ち物
一戸建ての住宅を見学する時は、必ず持って来なければいけないというものはありません。
ですが住居を決める判断材料となる重要性もあるため、住宅の間取りや環境を確認したり調べたりできるものを持参することをおすすします。
それでは住宅の見学に役立つ必要な持ち物を紹介します。
様々な機能が使えるスマートフォン
住宅の見学をする時に持っておくと特に便利なのは、スマートフォンです。
スマートフォンに搭載されているカメラを使えば、部屋の気になる場所や全体像、外の景色などを写真に収めていつでも確認できるようになります。
また動画で録画も可能なので、他に撮影した住宅と比較しやすくなるでしょう。
さらにスマートフォンのアプリでは、方角を調べて窓の日当たりチェックに役立つコンパスや、建物の傾きを調べられる水平器と呼ばれるレベラーなどもあります。
1つ、1つ準備するとなると大変なので、スマートフォンがあれば解決するのは大きな魅力です。
見学する住宅の図面
住宅の図面はWeb上で公開されていることが多いので、事前に自分で調べて見やすいサイズに拡大するなどして、印刷したものを用意しておくといいでしょう。
もしWeb上に図面がない場合は不動産側に用意してもらって、気になったポイントを書き込めるようにバインダーや筆記用具があると、見学して得た情報をまとめやすくなります。
3m以上のメジャー
メジャーは空きスペースを確認したり、ドアの高さや窓の大きさなどを測ることができるので、見学には欠かせないアイテムといえるでしょう。
スマートフォンのアプリにも高さや長さを測れるものもあるので、一度試してみて問題がなければ活用してみてはいかがでしょうか。
予約から見学当日までの流れ
一戸建ての住宅を見学する際にどのような流れで見学を行うのか、予約から見学当日までの手順を解説します。
落ち着いて見学ができるようにするためにも、まずは住宅見学の流れをつかんでおきましょう。
一戸建て住宅見学の流れ1.見学の予約をする
見学したい住宅が見つかったら、その住宅を紹介している会社に問い合わせを行って予約をすることから始めます。
電話応対やメールでやり取りをするケースもあるので、会社が指定している問い合わせ方法で予約を行いましょう。
一戸建て住宅見学の流れ2.日付の決定
問い合わせを行ったら気になることをいくつか質問しながら、見学する日程を担当者と相談して決めましょう。
日程が決まったらあとは見学当日まで待つだけです。
会社によっては見学前に確認のための連絡がくることがあります。
一戸建て住宅見学の流れ3.指定された場所で担当者と合流する
見学当日は指定された場所に行って担当者と合流します。
一戸建ての場合は現地集合がほとんどですが、違う場所を指定されることもあります。
合流したら見学についての説明が行われて、会社によってはアンケートが行われる場合があります。
全て答える必要はありませんが、見学に直接関わることも聞かれる場合があるので重要な部分だけ記載しておきましょう。
またこの時に何か質問があれば、遠慮せずに担当者に聞くようにしてください。
一戸建て住宅見学の流れ4.見学の開始
一通りの見学の説明やアンケートが終わったら、実際に見学することになります。
間取りはもちろんのこと、住宅の特徴や魅力などの説明を受けながら内覧していく流れです。
説明を受けている時に気になったことがあれば、事細かに聞くようにしましょう。
また、撮影がOKの場合は気になった場所を写真や動画で撮ったり、広さやサイズ感の確認をしたりするなどしてより詳しく住宅のことを調べましょう。
一戸建て住宅見学の流れ5.解散
担当者の説明も終わり、住宅の確認も終えて他に質問や問題がなければその場で解散することになります。
もし見学した住宅が気に入ったのであれば、後日連絡を行って契約を進めましょう。
見学時のマナー
見学をするときは勝手に歩き回ったり、撮影を始めたりしないようにしましょう。
いくら撮影がOKだと言われていても、説明している最中にいきなり始めたらあまり良い印象を持たれません。
また小さなお子様を連れて行く時は、建物に傷をつけたり走り回ったりしないように注意してください。
もし建物が傷ついたり汚れたりしてしまった場合、修繕費を請求されることになりかねません。
実際に足を運んで自分の目で見て物件を選びましょう
いかがでしょうか。
今回は、分譲一戸建てを見学する時に確認しておきたいポイントについて詳しく解説しました。
実際に目で見ることは、何よりも納得できる判断材料ですので、チェックすべき項目を知った上で訪れることが大切です。
本記事が、理想のマイホームを見つけるヒントとなりましたら幸いです。
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