一戸建ての近所付き合いとは
一戸建てでの暮らしは、広々とした空間での快適かつ自由な生活が想像されます。
しかし同時に、近所付き合いが手間になるのではないかと心配な方もいるでしょう。
そこで今回は、一戸建て生活の近所付き合いについて深掘りしていきます。
一般的にどのような近所付き合いがされているのか、上手な関係性を保つ方法を見ていきましょう。
目次
一戸建ての近所付き合いとは
一戸建てに暮らす場合、近所付き合いはどのようなものになるのでしょうか。
ここでは近所付き合いの例や交流の際のポイントを見ていきましょう。
近所付き合いの程度
一般的にマンションなどの集合住宅には数十世帯、数百人が住んでいます。そのため、顔や名前を覚えて交流するのも両隣の世帯などに限られ、比較的割り切った近所付き合いとなるでしょう。
他方で、一戸建てでは周辺地域に住む世帯数が少なく顔が覚えられやすいため、集合住宅より濃密な付き合いになるケースが多いようです。
近所付き合いの程度は、顔を合わせた際の挨拶や立ち話をしたり、お裾分けやお土産交換をしたりなど、価値観や生活スタイルにより様々と思われます。
また、交流の程度は、暮らす地域や立地・年齢層・家族構成などによっても大きく変わるでしょう。
一般的に、住民が多い都会よりも地方の方が、コミュニティの繋がりが濃い印象です。
近所付き合いのきっかけ
多くの場合、近所付き合いは日頃の何気ない顔合わせが基本となるでしょう。
外出・帰宅やゴミ出しのタイミングが被ったり、近所のお店で偶然会ったりするケースも多いです。
地域によっては町内会への参加や、回覧板の受け渡しがきっかけとなることもあるでしょう。
また、子供が同世代だと幼稚園や小学校が一緒になることで、家族ぐるみの交流が始まるパターンもあります。
さらに、ペットや趣味などで共通の話題があると、情報交換もでき仲が深まりやすいでしょう。
近所付き合いの例
近所付き合いの例には、日頃の挨拶や立ち話に加え、子供同士が互いの家や近くの公園で遊んだり、家族ぐるみでパーティーやBBQをしたりするケースが挙げられます。
また、旅行や帰省の際にはお土産を渡し合ったり、農作物をお裾分けしあったりすることもあるでしょう。
近所付き合いのメリット
近所付き合いが全くない場合に比べ、程よいコミュニケーションがある場合のメリットを紹介します。
近所トラブルが起きにくい
顔や名前、雰囲気をお互いに知っている間柄では、近所に迷惑がかからないように注意するのが一般的でしょう。
マンションなどの集合住宅で多い騒音や振動に悩まされることも少なく、近所トラブルに発展しにくいのが利点です。
どれほど親しい間柄になったとしても、礼儀やマナーは欠かせません。
緊急時に助け合える
普段から近所と付き合いがあると、緊急時に助け合えます。
家を留守にする際に子供やペットを預けたり、災害時などは情報交換ができたりするため、近所とは何かしらの繋がりがあった方が安心です。
上手な近所付き合いのコツ
近所とトラブルなく良好にお付き合いするためには、いくつかのコツがあります。
一つずつ見ていきましょう。
引越しの挨拶をしっかりする
新しく入居する際は、引越しの挨拶回りをしっかり行いましょう。
最初の方は関係性が分からなくても、既に存在するコミュニティへ入る「新参者」としての姿勢が重要です。
一般的に、左右両隣と向かいの合計3軒に挨拶するのが推奨されます。
また、入居からできる限り早い日の迷惑にならない時間帯に、家族全員揃って挨拶するのが良いでしょう。
顔を合わせたら毎回挨拶する
外で近所の人に会った場合は必ず、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」と明るく挨拶してください。
挨拶の流れで天気などの世間話をすることで、徐々にくだけた関係性となっていくでしょう。
近所迷惑な行為をしない
当然ですが、周りの迷惑となるような行為はしないよう注意が必要です。
テレビのボリュームが大きかったり、夜中に掃除音を出したりなどはトラブルの原因となりかねません。
普段の生活から、近所に悪い印象を与えないことが重要です。
程よい距離感を意識する
近所と親しい仲になることは、メリットも多く、コミュニティでの生活も充実するでしょう。
ただし、どれほど仲が良くてもプライベートな問題や空間に土足で入られると、気分は良くありません。
程よい距離感を常に意識して、長く安定的なお付き合いを心がけましょう。
ルールや担当は守る
回覧板を回したり、ゴミ出しルールを守ったりと、コミュニティ内での協調性は大事です。
引っ越した際は、情報収集をして不手際がないようにしましょう。
ゴミ出しのルールについてはこちらの記事で詳しく紹介しております。マンションとは異なるルールもあるため近隣トラブルを避けるためにも、ぜひご覧ください。
起こりがちな近所トラブル
では一戸建てで暮らした場合、どのような近所トラブルがあるのでしょうか。
ここからはありがちな事例や対応方法について解説していきましょう。
騒音問題
近所トラブルで頻繁に上がってくるのが、騒音問題です。
騒音問題には様々なパターンがあり、分類すると以下のようになります。
- 子供の遊んでいる声など
- 音楽やテレビの音量
- 友人たちで集まっている声
お子様がいる家庭では、子供の声がうるさいという苦情が入ってくることがあります。
生後1年以内だと夜泣きがうるさいという声があったり、幼児になると遊んでいる声がうるさいという声があったりします。
お子様がいない家庭でも、音楽やテレビの音量が問題になることがあります。
特に深夜に活動しているライフスタイルの人だと、日中出勤している人が就寝している時間帯に活動することもあるので、トラブルになることも。
そして学生や若い人に多いのが、友人たちと集まっているときの声です。
集まっていると盛り上がってしまい、ついつい声が大きくなってしまうことがあります。
学生の場合平日でも予定がないこともあるので、深夜に騒いでしまうこともあります。
ペットに関する問題
また一戸建てやペットの飼育がマンションの場合、ペットに関する問題が浮上することがあります。
特に持ち上がる問題は2つです。
- ペットの鳴き声がうるさい
- 散歩の際にフンを持ち帰らない
犬を飼っている家庭は、鳴き声がうるさいという声が上がることがあります。
特に子犬の場合はまだしつけができていないので、鳴くことが多いです。
また、散歩の際にフンを持ち帰らないとトラブルに発展することがあります。
景観が悪くなったり悪臭が漂ったりするので、苦情も多くなるでしょう。
ゴミ関連の問題
またゴミに関する問題もトラブルに発展しやすいです。
ゴミの場合は以下のように2つの問題に発展することがあります。
- ゴミの日や分類のルールを守らない
- 家にゴミを溜め込んでいる
ゴミの日を守らずに捨ててしまうと、トラブルになってしまうことがあります。
また引っ越したばかりだと、ゴミの分類ルールが分からずトラブルに発展してしまうこともあります。
地域によってルールが違うので、確認する必要があります。
また、家にゴミを溜め込んでゴミ屋敷にしてしまう人もいます。
すると景観や悪臭に難が出てきてしまい、トラブルに発展してしまいます。
ボーダーラインの問題
領域をはみ出してしまうとトラブルに発展してしまうこともあります。
- 私物を置いている
- 植木や植物がはみ出してします
当然のことですが、私物が他人の領域に入ってしまうと苦情が入ってしまいます。
また、これは気が付かないこともあるかも知れませんが、植木や植物がはみ出してしまうと、関係性によってはクレームが入ることもあるでしょう。
一戸建て住宅では近所の方々と交流する機会も多くなります
いかがでしたでしょうか。
今回は一戸建てにおける近所付き合いについて解説しました。
一戸建ては一つの建物で独立した環境が魅力的ですが、近所との交流も忘れてはいけません。
自分の価値観やライフスタイルに合った、無理のないお付き合いをしてみましょう。
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