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登戸は子育てがしやすい街？登戸の住みやすさや子育て事情を紹介

更新日：2024.02.16

登戸は、神奈川県川崎市多摩区に位置する街です。JR南武線と小田急線の2線が利用できる交通アクセスの良さと、都内に比べて安い家賃が魅力といえます。

登戸駅から「藤子・F・不二雄ミュージアム」への直行バスが運行されているため、ドラえもんの街とも呼ばれている登戸。その住みやすさや子育てのしやすさはどのくらいなのでしょうか。

交通・買い物事情や治安から住みやすさを、また待機児童事情や園・学校、行政サービスの面から子育てのしやすさなどについて紹介します。

登戸の住みやすさ

登戸の住みやすさについて、交通・買い物・治安といった観点から紹介していきます。

登戸の交通事情

登戸は交通アクセスの良さから、通勤通学はもちろん遊びに行く際にも大変便利な街となっています。

主要駅である登戸駅にはJR南武線と小田急線の2線が乗り入れており、新宿や川崎に一本で行くことが可能です。また、それぞれの線が屋根付きの連絡通路でつながっているため、雨が降っても楽に乗り換えができます。

JR南武線を利用して川崎まで行く場合、12駅を経て27分～28分で到着します。平日の通勤時間帯や休日の夜時間帯などは始発駅として設定されるので、高確率で座れて楽に移動できるでしょう。

また、小田急線の「快速急行」を利用すれば、新宿まで下北沢と代々木上原の2駅を経て16分～17分で到着。「急行」を利用しても、成城学園前、経堂、下北沢、代々木上原の4駅を経て21分で到着します。ハブ駅である新宿まで乗り換えなしの短時間で到着するため、都内各所へのアクセスも簡単です。

さらに、小田急線の隣駅である向ヶ丘遊園駅までは徒歩で行くことが可能。向ヶ丘遊園駅から発車する小田急線の大半は代々木上原から東京メトロ千代田線に直通します。少し歩いて向ヶ丘遊園駅から乗車すれば、表参道や大手町などに乗り換えなしで行けて便利です。

登戸の買い物事情

毎日のお買い物がしやすいかどうかも気になるところです。

登戸駅の小田急線とJR南武線改札近くにはそれぞれショッピング施設があります。小田急線には「小田急マルシェ登戸」が駅連結。カフェチェーン店や飲食チェーン店、コンビニなどが入っているため、待ち合わせや休憩、お食事、買い物にぴったりです。また、

JR南武線改札の目の前には「味の食彩館のぼりと」があり、生鮮食品店や書店、軽飲食店、薬局が入っています。出かける時も帰って来た時も、用途に応じた利用ができて大変便利です。

あまりスーパーがない街とされていた登戸ですが、近年では多くのスーパーがオープンして　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

います。まず、登戸駅前には「まいばすけっと登戸駅南店」「マルエツ登戸駅前店」があり、仕事帰りなどに利用しやすくなっています。また、登戸エリア内には「オーケー登戸店」「ユーコープ登戸店」「いなげや川崎登戸店」「業務スーパー登戸店」といったリーズナブルで買い物しやすいスーパーが勢揃い。チラシで価格をチェックしておくとよいでしょう。

いなげや川崎登戸店には「ファッションセンターしまむら登戸店」が隣接しており、服や下着、小物などのショッピングに利用できます。

登戸の治安

街の住みやすさは、治安も決め手となります。登戸の治安はどのようになっているのか調べました。

神奈川県警察が公表しているデータによると、登戸エリアが含まれる川崎市多摩区の治安は良い結果となっています。

令和4年1月暫定値としての川崎市多摩区の犯罪数は、窃盗犯25件を含む総数32件。同じ川崎市内でも川崎区では総数が114件、また武蔵小杉で有名な中原区が54件となっていることからも、治安の良さがわかります。

刑法犯罪名別市区町村別認知件数ー神奈川県警察

登戸はファミリー層が多い住宅街で、基本的に静かで落ち着いた街だといえます。駅前の居酒屋周辺に酔客がいる場合もありますが、サラリーマンや住民が多く、大騒ぎなどの心配はほとんどありません。

また夜は、北側にある多摩川の河川敷が暗くなるため、なるべく近寄らない、独りで歩かないなど注意する必要があるでしょう。

登戸の子育てのしやすさ

住みやすさが魅力の登戸に移り住んで、子育てをしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、子育てに必要となる特徴をいくつか紹介します。

登戸の待機児童

登戸を含む川崎市の「令和3年4月の保育所等利用申請・待機状況」によると、待機児童数は0人となっています。前年の12人より減少しており、現在登戸では待機児童がいない状況です。

これは、利用申請者数から利用児童数を引いた保留児童数の減少や、育休を提出したものの復職を意向しなかった人の増加などが原因です。

認定保育園やおなかま保育室での対応といった、保留児童に対する市の保育施策も多岐にわたっており、手厚いサポートが期待できます。

登戸の幼稚園・保育園・小学校

次に、登戸エリアにある幼稚園や保育園、小学校を紹介します。

幼稚園には「玉川幼稚園」と、保育園も兼ねる認定こども園の「丸山幼稚園」があります。また、「登戸ルミナス保育園」や「登戸ゆりのき保育園」、「のぼりっこ保育園」など、登戸駅から徒歩圏内で利用しやすい保育園が多いです。

小学校は、ほとんどの子どもが「川崎市立登戸小学校」に通います。登戸駅から徒歩約10分でありながら、梨畑が広がる自然豊かな環境の中に立地。とくに地域の人々との連携を大切にしており、読書活動やあいさつ活動も盛んに行われています。また、約150年の長い歴史と伝統を誇る小学校としても有名です。

川崎市の小学校は学区制となっており、登戸エリアでも宿河原方面に住んでいる子どもは「川崎市立宿河原小学校」に通っています。どちらの小学校になるのか、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

登戸の病院

登戸には、総合病院である「川崎市立多摩病院」を中心に、多くの病院が点在しています。

公立病院と大学病院の2つの機能を持った川崎市立多摩病院は、登戸で一番大きな総合病院です。地元住民だけでなく周辺地域からの患者も多く集まることで有名。登戸駅から遊歩道を歩いてすぐ到着できるため、迷うことなく通えます。診療科目には内科や外科はもちろん、小児科や産婦人科もあり、子育て世代のファミリーにとってお世話になることが多い医療機関といえるでしょう。

また登戸エリアには、内科・小児科医院として、「桜クリニック」や「多摩ファミリークリニック」「やまもとクリニック」「豊田クリニック」など多くの中・小規模医院があります。子どもや家族の身近なホームドクターとなってもらえて安心です。