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住宅タイプ別に家を買う人の平均年齢やタイミング

一般的に、何歳ぐらいで新しい家を買う人が多いかをご存知ですか。

家を買おうとする際、自分の年齢が若すぎるのか、または年配すぎるのかが心配な方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで今回は、住宅購入時の世帯主の平均年齢や、世間的にどのような時期に家が買われているのかを紹介します。

憧れのマイホームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

家を買う人の平均年齢

 

では早速、家を購入する人の平均的な年齢を見てみましょう。

ここでは、令和3年3月に発行された国土交通省住宅局による「令和2年度 住宅市場動向調査 報告書」を参考にします。

同報告書で調査対象となった住宅のタイプは、注文住宅・分譲戸建住宅・分譲マンション・中古戸建住宅・中古マンションの5つです。

また、初めて住宅を手にすることを一次取得、2回目以上の取得を二次取得としています。

 

注文住宅

 

建て替えを除いた、一次取得の際の注文住宅の世帯主平均年齢は38.9歳です。

注文住宅の一次取得者の約50%が30代となっています。

また、二次取得の場合、世帯主の平均年齢は58.9歳であり、定年に近い世代の購入が多いようです。

購入資金においても、一次取得では自己資金比率が22.0%ほどですが、二次取得では49.6%と大幅に上がっています。

 

初めて注文住宅を購入する世帯は、40歳手前にして暮らしや収入が落ち着いた家庭が多く、2回目以上の住宅購入の際に注文住宅を選んだ世代は、定年付近で自己資金がたまり、新たな環境に移ろうと考える世帯が多いことを示していると予測されます。

 

分譲戸建住宅

 

一次取得の際の分譲戸建住宅の世帯主平均年齢は37.4歳です。

注文住宅と同様、約半数が30代の購入で、全5つの住宅タイプの中で若い世代の購入が最も多くなっています。

また、二次取得として分譲戸建住宅を選ぶ世帯主の平均年齢も47.6歳と若く、30代から40代が半数を占めているのが特徴的です。

 

これは分譲戸建住宅が、比較的小さな子どもがいるファミリー層に人気があることと関連していると予測されます。

 

分譲一戸建てのメリットやデメリットについては

分譲住宅のメリットとデメリット

こちらの記事で詳しく紹介しています。

 

分譲マンション

 

一次取得の場合は、分譲マンションの世帯主平均年齢は39.3歳、二次取得の場合は57.7歳です。

一次取得者はやはり30代が多く、二次取得者は60歳以上が半数を占めています。

 

二次取得の場合、同じ分譲でも戸建よりマンションを好む60歳以上の世帯主が多いことも注目すべき項目の一つでしょう。

定年以降の住宅の購入は老後を見据える人が多く、階段が伴う一戸建てよりも、フラットなマンションを好むケースが多いと想像されます。

 

中古戸建住宅

 

一次取得の際の中古戸建住宅の世帯主平均年齢は43.8歳であり、新築物件よりも年齢層が上がっています。

また、二次取得では世帯主平均年齢は54.7歳であり、30代以下の購入が少ないようです。

 

やはり、初めて住宅を購入するケースや30代以下の若い世代は、中古よりも新築を好む世帯が多いのでしょう。

また、注文住宅や分譲戸建住宅・分譲マンションを購入する際の住宅ローン利用率が60~80%なのに対し、中古戸建住宅や中古マンションは50%程度にとどまっています。

 

中古マンション

 

一次取得の際は、中古マンションの世帯主平均年齢は45.0歳、二次取得の際は55.3歳です。

やはり、30代以下の購入は少なく、60歳以上の世帯による二次取得が多い印象を受けます。

 

家を買うタイミング

 

では世間的に、どのような時期・頃合いで家が買われているのでしょうか。

ここではケース別に確かめてみましょう。

 

年齢に応じて

 

これまで見てきたように、家のタイプや購入回数によって住宅を購入する年齢には幅があります。

個人的な目標達成や年齢の区切りで、家を購入する人も多い印象です。

また、住宅ローンの有無も家を購入する年齢に影響を及ぼします。

 

家の購入は大きな買い物であるため、多くの人が金融機関から融資を受けるでしょう。

ただし、住宅ローンには申し込み時の年齢とローン完済時の年齢に制限が設けられている場合があります。

一般的にローン申し込み時の年齢下限が20歳以上、上限は75歳未満など金融機関や商品により様々です。

また、完済時の年齢は80歳未満などと定められているケースもあります。

 

ローンの返済期間は最長35年のものが多く、80歳までの完済を考えると遅くても45歳までの住宅購入を考える方が多いでしょう。ただし、住宅購入価格や頭金の額、自己資金比率によっては、45歳以上の住宅購入も十分可能です。

 

定年以降の資産計画を考え、30代の若いうちに住宅を購入し、ローン返済を始める世帯もいるでしょう。

 

年収に応じて

 

一定の年収が見込めるようになったタイミングで、家を買うケースも想像されます。

 

初めて住宅を購入するときの平均的な世帯年収は700万円前後となっています。

国土交通省の同報告書によると、全国の注文住宅一次購入者の平均世帯年収は695万円です。

また、分譲マンションの場合が864万円と最も高く、中古戸建住宅と中古マンションが657万円で最も低くなっています。

 

さらに、注文住宅の平均購入資金は4606万円で、自己資金率は平均26.0%です。

つまり、約3409万円は住宅ローンで借り入れ、毎月返済していくことになるでしょう。

 

この結果からも分かるように、住宅ローンの無理ない借入額は年収の57倍と言われています。また、毎年の返済額も年収の2025%ほどが安心とされているようです。このことから、ローン返済期間は30年前後になり、30代後半から40代半ばでの住宅購入が多いことも納得できます。

 

家を購入する際の初期費用については、

家を購入する際の初期費用

こちらの記事で詳しく紹介しております。

 

ライフステージに応じて

 

年齢や年収以外にも、家族のライフステージに応じて丁度良い頃合いでの住宅購入を検討する人もいるでしょう。

ここでは住宅購入に繋がりやすい、それぞれのライフステージについて深掘りします。

 

結婚

 

結婚を機に新生活を見据えて家を購入するケースはよくあるでしょう。

年齢が若くても、共働き夫婦の共有名義で組めるローンも存在します。

若いうちに住宅を購入すればローンの返済も早く終わり、老後にゆとりのある生活が送れるでしょう。

ただし、末永い結婚生活が想像できないうちに住宅を購入すると、別居や離婚など万が一のときに財産分与などのトラブルに発展する恐れがあります。

また、家族の人数が増えたり仕事で転勤になったりと、若いうちの住宅購入にはリスクもあるでしょう。

 

出産・子供の成長

 

出産や子供の成長に応じて、新しい居住環境を手に入れるケースもあります。

追加の部屋が必要になったり、通わせたい幼稚園や小学校があったりする場合は、希望に合った立地や間取りの住宅を探すでしょう。

 

子供の独立・定年退職

 

子供の独立や定年退職などで老後の生活を見据えたときに、新たな住宅を検討する人もいるでしょう。

体に負担のないフラットな住宅を選んだり、掃除や管理が楽な小さめの家を選んだりするケースが想像されます。

 

住宅ごとのメリットデメリット


住宅ごとのメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。自分がどのようなことを求めているのかに合わせて検討していきましょう。

 

注文住宅のメリットとデメリット


注文住宅のメリットは、自分のこだわりを取り入れた自由な設計ができるところにあります。不要な物も省けるので上手くいけば節約にもなるでしょう。

しかし要望が多いと、割高な価格の設定上予算オーバーを引き起こしやすいデメリットを持っています。

 

分譲戸建住宅のメリットとデメリット


戸建住宅のメリットは土地も所有物となるので、

 


  • ・プライバシーの保持や騒音トラブルの回避

  • ・駐車場や庭を持てる

  • ・管理費や修繕積立金がかからない

 

などのメリットがあります。

その反面、維持管理費は全て自己負担になったり、税法上の関係で耐用年数がマンションに比べると短かったりすることが、デメリットとなりえます。

 

分譲マンションのメリットとデメリット


分譲マンションのメリットは共有施設や設備の充実、セキュリティ面の高さが挙げられます。

逆に購入する際にまとまったお金が必要であったり、管理費や修繕費の費用だったりがかかるので、転居しづらい面を持っています。

 

中古戸建住宅のメリットとデメリット


中古戸建住宅のメリットは価格の安さと、物件を見て選べるところにあります。場合によっては新築で家を建てるよりも広い家を手に入れることも可能です。

デメリットは、 老朽化の進行によるリフォームの必要性や、築年数が関係する住宅ローンの審査が厳しくなる点が挙げられます。

 

中古マンションのメリットとデメリット


中古マンションのメリットは、やはり新築のマンションに比べると安い価格で購入できるところです。

デメリットは仲介手数料が割高に設定されていたり、修繕積立金が高かったりするところにあります。

 

家を購入するのに必要な資金


家を購入するのに必要な資金は大きく3つに分けて、物件価格と初期費用、購入後にかかる諸費用があります。

それでは、それぞれがどのようなものなのか見ていきましょう。

 

物件価格


物件価格は購入する家そのものの価格です。

注文住宅や戸建て、マンションなどでも場所や、大きさ・広さなどによって価値が変わるので、他の物件と比べてどのような違いがあるのか見極めることが大切です。

 

初期費用


初期費用は購入時に必要となる、登記や契約時に発生する税金や手数料などの諸費用を指します。

その他にも住宅ローンや保証会社に支払う保証料、火災保険等に加入する場合はそれらの支払いも行わなければなりません。

 

購入後にかかる諸費用


住宅購入にかかる費用は、購入後にかかる諸費用も考えておかなければなりません。

引っ越しする際の費用や家具を揃えるお金、固定資産税、一戸建ては将来的に全面補修や屋根の補修なども必要になるでしょう。

できるだけ無理をせず、将来のお金事情まで考えた家の購入をすることが重要です。

 

住宅ローンの選び方


住宅ローンを選ぶ際は、金利タイプと種類、保証内容の確認などを諸費用を含めて考えることをおすすめします。

 

住宅ローンの金利タイプ


住宅ローンの金利タイプには、

 


  • ・比較的に低金利で利用できるが、変動によって返済額が増加する可能性のある「変動金利型」
  • ・金利があらかじめ固定されているが、住宅ローンの中でも金利が高めに設定されている「全期間固定金利型」
  • ・固定金利と適用期間を選択して、適用期間が終わったら再度金利タイプを選べるが、変動型に比べると金額が高くなる「固定金利期間選択型」

 

などがあるので、自分が支払いやすいタイプのものを選びましょう。

 

住宅ローンの種類


住宅ローンには、固定金利型も変動金利型も選べる民間ローンや、長期固定金利型のフラット35などの種類もあるので、内容確認をした上で慎重に選択してください。

加えて万が一の備えとして、団体信用生命保険の内容をチェックし、保証を受けることも検討しておくとよいでしょう。

 

 

自分や家族に最適な頃合いで家を買うのがおすすめ

 

今回は住宅のタイプ別に、家を買う人の平均年齢を解説しました。

全体として30代後半から40代前半で家を買う人がたくさんいることがお分かりいただけたかと思います。

中でも分譲戸建住宅は、比較的若い世代の購入が多いということが明らかになりました。

世帯主の年齢層や家族構成にマッチした、テーマごとに並ぶ分譲戸建住宅は快適な暮らしをサポートしてくれるでしょう。気になる際は一度、店舗に相談してみるのがおすすめです。

 

 

メルディアグループは、「同じ家は、つくらない。」をテーマに、機能もデザインも妥協しない上質な家と街並みを追及します。

分譲一戸建て住宅をお探しの方は、当サイトの各物件ページよりお気軽にお問合せください。

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