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持ち家と賃貸のメリット・デメリット

人生の大きな節目の一つに、住まいの引っ越しが挙げられます。

周辺環境や関わる人が一新することで、生活の質にも影響があるでしょう。

 

家を探す際に多くの人が悩むのが、賃貸と持ち家のどちらに住むかです。

両方にそれぞれ特有の長所・短所があります。

 

今回はそれらを一つひとつ深掘りして紹介するため、家を探し中の方はぜひ参考にしてください。

 

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賃貸のメリット

 

では最初に、賃貸に暮らすメリットを見ていきましょう。

 

移動しやすい

 

賃貸は、いつでもどこでも引っ越しやすいのがポイントです。

立地や周辺環境が気に入らなかったり、気分転換をしたかったりする場合は、次の物件を探して移動できます。

ただし貸主に退去を申し出る期限は、通常1ヶ月前などと定められているため、しっかり確認しましょう。

また、家賃が月割りか日割りかによっても、退去のタイミングは重要になります。

 

ライフプランに合わせやすい

 

賃貸は引っ越しがしやすいため、自分や家族のライフプランに合わせやすいのも特徴の一つです。

結婚や出産などの際には居住人数に合わせた広さを確保したり、反対に老後は夫婦に合わせたコンパクトな家に引っ越したりできます。

また、転勤や転職の際には職場に近いエリアへ移動するなど柔軟な対応が可能です。

 

建物の維持・修理を任せられる

 

一般的な賃貸の場合、建物の修理や設備の管理費用は、貸主が負担します。

長年暮らしていると建物の塗装や設備が経年劣化し、修繕が避けられません。

ただし故意や不注意による破損であった場合、住人が負担しなくてはならないケースもあるため注意しましょう。

 

初期費用が安い

 

賃貸物件に入居する際の初期費用は、家賃の約5ヶ月分が目安とされています。

持ち家に比べ、新生活を始める上でのハードルが低いのがポイントです。

初期費用には、不動産会社の仲介手数料や敷金・礼金などが含まれます。

 

借入がない

 

賃貸は初期費用が小さく、通常、毎月の家賃は月収から支払うでしょう。

そのため、住宅ローンを組んで融資を受けることもありません。

借入がないことで精神的な負担が少なく、気軽に暮らせます。

 

税金や保険料などの出費がない

 

賃貸では毎月の家賃や管理費など以外で、住宅に関わる出費がありません。

建物や土地は自分の所有物ではないため、特別な税金や保険料もかからないでしょう。

 

賃貸のデメリット

 

では反対に、賃貸に暮らす場合のデメリットを見ていきます。

 

家賃を払い続けなければならない

 

賃貸の一番のデメリットは、賃貸で暮らす限りずっと家賃の支払いが続くことです。

家賃の相場は数万円〜数十万円におよび、毎月の固定費としては大きなコストでしょう。

家賃を滞納してしまうと、強制退去などの措置がとられ、社会的信用度が下がってしまいます。

 

資産にならない

 

賃貸は、どれだけ長く同じ物件に住んだとしても、最終的な資産にはなりません。

住宅以外の借入の担保にしたり、後世に資産を残したりはできないため、慎重に考える必要があるでしょう。

 

好みを反映しにくい

 

賃貸では既に完成している建物の中から、住む場所を選ばなくてはなりません。

費用や立地、間取りなど全ての条件が揃った物件を見つけるためには、時間や手間がかかるでしょう。

どこかで妥協しなければならないポイントが出てしまい、自分の好みを住宅に反映しにくいのが難点の一つです。

 

リフォームできない

 

賃貸物件は所有物ではないため、リフォームなどのアレンジができません。

間取りの変更をしたり、壁に穴を開けたりできず、満足できなければ違う物件に引っ越すことになるでしょう。

 

高齢の新規契約・契約更新がしにくい

 

高齢になった場合、賃貸の新規契約や契約更新が難しいケースがあります。

返済能力や健康問題を心配されることで、契約を断られたり、保証会社の審査が通りにくかったりするからです。

 

ただし最近では、高齢者の入居に寛容な貸主や高齢者専門賃貸住宅も増えています。

以前より「高齢者でも賃貸暮らしがしやすい社会」になってきていると言えるでしょう。

 

持ち家のメリット

 

一方で、持ち家での暮らしはどのようなところが魅力的でしょうか。

ここでは、持ち家のメリットを見ていきましょう。

 

住宅費を抑えられる

 

持ち家は、住宅ローンを完済すればその後の住宅費がかかりません。

老後に住居の心配をすることなく、長く安心して暮らせます。

また、家計から住宅費の出費がなくなるだけでも、生活に大きなゆとりが生まれるでしょう。

 

資産になる

 

その名の通り所有物である持ち家は、将来の資産になります。

自分が住まなくなった際には、子世帯に譲ったり、誰かに貸し出したりと活用できるでしょう。また、売却する場合も、地価によっては利益を得られるかもしれません。

 

社会的信用につながりやすい

 

持ち家がある、という事実は社会的信用度もアップさせます。

ローンを組む際などは、持ち家を担保に融資を受けやすくなるでしょう。

 

好みを反映させやすい

 

一般的に、持ち家は賃貸に比べ、住宅の質が上がると言われています。

近頃の新築住宅は、省エネ設備や耐震性に優れた物件が多いです。

また、注文住宅であれば、設計の段階から好みやライフスタイルを反映させられます。

外観やレイアウト・間取りや構成など、一つしかないこだわりのつまったマイホームが手に入れられるでしょう。

 

リフォームできる

 

持ち家であれば、家のアレンジや改築を自由に行えます。

出産や子供の成長に合わせて部屋数を増やしたり、老後のためにバリアフリー化したり、二世帯住宅用に構造を変えたりなどがその一例です。

また、賃貸などでは制約がある、壁の穴あけや壁紙の張り替えも可能でしょう。 

 

生命保険に加入できる

 

持ち家を手にする際に住宅ローンを組むと、団体信用生命保険に加入できます。

この保険は、ローン契約者が万が一亡くなったり、健康上の問題などで返済が難しくなったりした場合、ローン残高を保険会社が代わりに支払ってくれるものです。

もしもの場合でも、家族はローン残高を気にする必要なく、安心して長く家に住み続けられます。

 

税額控除を受けられる

 

住宅ローンでマイホームを取得したり改築したりした場合、一定要件を満たせば、所得税と住民税の一部が控除されます。

多くの場合、入居してから最長10年間、年に最大40万円まで税額控除を受けられるため、住宅購入の際の大きな利点といえます。

 

持ち家のデメリット

 

一方で、持ち家はデメリットも避けられません。

一つずつ見ていきましょう。

 

移動しにくい

 

持ち家を取得した場合、賃貸に比べ引っ越しが難しくなるでしょう。

近所トラブルがあったり、転勤などライフスタイルの変化により土地を離れる必要があったりすると、住宅や土地を手放すことになります。

売却価格が購入価格より下回る場合、退去後も住宅ローンを支払い続けなくてはなりません。

 

建物の管理・維持を自ら行わなければならない

 

建物の破損や設備の故障がある場合、修繕費用は自己負担になります。

業者の手配も全て自分で行わなければならず、コストと手間がかかるでしょう。

 

負債を背負う

 

住宅を買う際の初期費用は、土地・住宅代や諸費用を合わせて数千万単位になります。

多くの場合、住宅ローンを組むことになるでしょう。

また、住宅ローンの支払いは最長35年程度が一般的です。

返済計画や融資金額にもよりますが、数十年間負債を背負うことになります。

失業や病気により収入が減ってしまった場合でも住宅ローンの返済は続くため、前もった無理のない資産計画を作ることが大切です。

 

維持費がかかる

 

持ち家は、住宅ローン完済後にも税金や保険料、修繕費などの維持費がかかります。

特に不動産の所有者は、固定資産税や都市計画税を支払わなくてはなりません。

都市計画税の有無は居住エリアにもよりますが、固定資産税は毎年必ず課税され、年に10~15万円ほどが相場とされています。

さらに、マンションなどの集合住宅では、共用スペースの管理費や修繕積立金を支払う必要もあるでしょう。

 

一戸建てにかかる維持費は?内訳と支出のシミュレーション

 

こちらの記事でも、一戸建ての維持費について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

災害・事故のリスクがある

 

持ち家は災害や事故のリスクが大きいです。

多くの場合、火災保険や地震保険に加入していますが、毎年の保険料を負担しなければならず、保険でカバーできない部分は自己負担になります。

緊急事態に備えて、万全の準備をしておく必要があるでしょう。

 

一戸建て向け火災保険の相場や目安は?保険料の決定要素と補償内容

 

こちらの記事では、一戸建ての火災保険料について詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

 

それぞれ向いている人

 

ここまで賃貸と持ち家の利点・欠点を見てきました。

ここでは、それぞれの住宅に向いている人のタイプを紹介します。

 

賃貸に向いている人

 

賃貸に向いているのは、比較的年齢が若く、将来のライフプランが確かでない人でしょう。

仕事の状況や家庭環境により収入が安定しにくく、住宅費を柔軟にコントロールしたい人に最適です。

また、家で過ごす時間が少ない人や、家へのこだわりが少ない人も、賃貸の間取りや外観にこだわることなく過ごせるでしょう。

 

持ち家に向いている人

 

持ち家に向いているのは、将来のライフプランがある程度決まっている人です。

実際に、持ち家を購入する人の年齢層は30代後半が平均的であり、子供が成長し落ち着いてきた家庭が多いように思われます。

また、自分好みのマイホームを建てたい人や、大きな資産を残したい人は持ち家にすべきでしょう。

ただし初期費用が大きいため、貯蓄があり収入が安定していて、返済シミュレーションが立てられる人に向いています。

 

一戸建てとマンション

 

一戸建てかマンション、どちらに住もうかお考えになっている方も多いのではないでしょうか。

それぞれ様々なメリットやデメリットがあります。

例えば、一戸建てではマンションと違い制限がないため自由な暮らしを設計することが出来るでしょう。

 

【一戸建てとマンション】マイホーム購入で悩むポイント

 

こちらの記事では、それぞれのメリットデメリットだけでなく、それぞれに向いている人などについて詳しく紹介しております。

一戸建てかマンションどちらに住もうか、迷われている方はぜひご覧ください。

 

持ち家と賃貸のコストについて 


持ち家と賃貸それぞれが、所有している場合にどのようなコストがあるのか紹介します。

知らずにいると月々にかかるコストを支払うのに精一杯になってしまいかねないため、忘れずにチェックしておきたいポイントです。

 

持ち家のコストについて


持ち家にかかるコストは、


  • ・物件の5%以上が必要になる「初期費用」

  • ・住宅ローン

  • ・リフォーム代

  • ・固定資産税

  • ・火災保険等


 
などです。

 

どのような物件を購入するのか、住宅ローンの選択によって大きく変動します。

そのため購入を予定している物件について契約会社はもちろんのこと、専門家の意見を聞きながら毎月かかるコストを調べてみましょう。

 

賃貸のコストについて


賃貸のコストは、


  • ・火災保険等

  • ・相当家賃

  • ・定期的に支払う手数料「更新料」(2年更新で更新料は1カ月の場合が多い)

などです。

 

リフォーム代は基本的に借主の負担が必要になった時のみとなります。

しかし家賃などの設定は持ち家よりも高く設定される可能性もあるため、長く見た時のコストは持ち家の方が安く済むことが多くあります。

もちろん条件や会社によってはコストを安く抑えられるケースもありますが、基本的に利益を出すために貸し出しを行うので割高になることは否めません。

 


 

長期的に住むのであれば持ち家がおすすめ

 

いかがでしたでしょうか。

今回は賃貸と持ち家の利点・欠点を解説しました。

それぞれ、ライフスタイルや価値観によって向いている人が異なります。

子世帯まで家を残し、長期的に住むことを考える場合は、賃貸よりも持ち家の方がコスト抑えられるでしょう。

ライフプランや資産計画を見直し、優先順位を決めた上で家を探すのがおすすめです。

 

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